後遺障害の種類

交通事故でケガをした場合に気になるのが後遺症や後遺障害です。後遺症は治療を続けたにも関わらず肉体的、精神的な症状が残ってしまうものです。これに対して後遺障害は治療を続けたにも関わらず、肉体的、精神的な症状の改善が見込めないことによって労働能力の喪失を伴うことを言います。

外貌醜状交通事故で起こる可能性のある後遺症として多くの人がイメージするのがむち打ちですが、むち打ちの他にも起こりうる後遺症はあります。例えば、高次脳機能障害、外貌醜状、上肢機能障害、下肢機能障害などです。高次機能障害は交通事故によって脳が損傷されることで脳が持つ知的活動に障害が起こるものです。認知や行動、精神の異常などが起こります。精神の障害として人格や記憶力などに変化が出るなど見た目には見えない後遺障害ですが画像資料や家族、介護者などから得られる日常生活の情報を参考に診断されます。外貌醜状は頭や顔、首など人目につく部位に醜状が残るものです。以前までは女性の方が賠償金が多く支払われる傾向にありましたが、現在は男女平等になっています。上肢機能障害、下肢機能障害は、上半身、下半身の大関節や手足の指に障害が残るものです

むち打ちは厳密に言うと何種類かに分類することができ、医療の分野では明確な傷病名がつけられていますが、むち打ちの他にも重大な後遺障害となるものがあり、後遺障害でなければ保険金が支払われない場合もあります。

後遺障害の等級

交通事故に遭い、後遺症が残ってしまった際にどのくらいの慰謝料が支払われるかについては、後遺症の等級によって異なります。基本的に交通事故のケガをこれ以上治療しても改善する見込みがないと判断された場合症状固定となります。症状固定と医師に診断されると、自賠責に対して後遺障害等級の認定申請を行います。保険会社の中には後遺症ではなく後遺障害のみ慰謝料を支払うというところもあり、自賠責によって等級認定されると後遺障害が残ったとなり、後遺障害等級認定を受けることができます。

後遺障害等級認定交通事故による後遺障害等級は1級から14級まであり、後遺障害1級と後遺障害2級は要介護かそうでないかに分かれています。全部で16等級の後遺障害等級があり、1つの等級の中でもいくつもの項目に分かれています。例えば、上肢機能障害であれば後遺症の程度によって1級、5級、6級、8級、10級、12級にわけられています。

後遺障害等級認定は基本的に加害者側の保険会社が申請を行います。これを事前認定と言い、被害者側が被害者請求です。被害者請求は自分が主張する書面を揃えて申請することができるので相手の保険会社任せにするよりも綿密な申請ができますが、適切な書類の準備などが難しい場合もあり弁護士に依頼するケースも多いです。

交通事故と後遺症

交通事故に遭ってケガをした場合にすぐに病院に行くことで治療を受けることができますが、一定の期間治療を行っても機能障害などの症状や傷痕が残ることを後遺症といいます。交通事故の後遺症と言えば、むち打ちをイメージする人も多いのではないでしょうか。むち打ちは車に乗っている際に追突や衝突、急停車などによって、首が鞭のようにしなったことで起こる症状です。ただし医療の分野ではむち打ちという傷病名はなく、頚椎捻挫や頚部挫傷、外傷性頸部症候群と呼ばれています。むち打ちの症状と挙げられるのが、めまい頭痛、吐き気や肩こり、背中の痛み、倦怠感、疲労感などです。むち打ちの中でも多い頚椎捻挫は首を伸ばすと痛みを感じることから首や肩の動きが制限されることもあります。

むち打ちむち打ちは外見的な外傷はなく、医療機関でレントゲンやMRIの検査を受けても見つけにくいものであり、自覚症状に診断を頼ることがほとんどです。事故後すぐに症状が現れる人もいますが、中にはしばらく経ってから症状が現れる人もおり、交通事故が原因であることに気が付かないこともあります。むち打ちの症状が現れた場合は、必ず整形外科を受診し治療の方向を相談するようにしましょう。状況に応じて整骨院や接骨院に切り替えることもあります。

交通事故による後遺症と言えばむち打ちのイメージが強いのですが、この他にも後遺症があります。ここでは交通事故によって起こる後遺症について紹介させていただきます。